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薩摩切子

2014年6月24日

復活した伝統工芸は島津斉彬の遺産

薩摩藩は江戸時代末期、第11代藩主島津斉彬の号令の元に藩の近代化を図るべく集成館 を建設し、産業、軍事、工芸など多方面の研究を行った。この中の工芸分野のひとつとして、その技が磨き上げられたのが薩摩切子だ。
元々斉彬の先代、10代藩主島津斉興時代に、西洋のガラス工芸と江戸職人の切子の技を融合して生まれたのが始まりだが、その後様々な研究と工夫で、より高度で繊細なガラス細工として薩摩の名産品となっていった。

幕末の動乱期を経て、明治時代初期にその技術は絶えてしまったが、1980年代になって、残された文献や日本各地のガラス工場や職人の協力で伝統の技が復元された。

磯工芸館

Category: Vol.18, 日本工芸, 鹿児島, 鹿児島