AJ

銀座お散歩コラム

2010年1月25日

金春通りと金春芸者

1627年、江戸幕府から能楽師の金春家が今の銀座8丁目に屋敷を拝領したことが、この地名の由来。1777年頃には、金春屋敷を含む8丁目一帯は待合茶屋や船宿が並び、堀割(水路)には屋形船が浮かんで、大いに栄えていた。この周辺で営業していた芸者衆は三味線袋に金春流の紋を染めたことから、金春芸者、のちに新橋芸者と呼ばれる。明治末から大正時代にかけて、金春芸者の間で流行った、鮮やかな青色を「金春色」と呼ぶ。

銀座三越の「銀座出世地蔵尊」

銀座を歩くと、ビルの合間や屋上でふと目にする神社。そのひとつ、「銀座出世地蔵尊」は銀座三越の屋上にある。明治の初めに石工の弟子が師匠に隠れて、親の供養に地蔵を彫り、見つかることを恐れて、三十間堀界隈に埋めた。やがて地蔵は引き上げられ、銀座4丁目の空き地に祀られたという。関東大震災と第二次世界大戦の空襲で、銀座は二度焼失したが、地蔵は戦後も変わらずに道端にあった。1968年に銀座三越の屋上に移され、堀から道端、百貨店の屋上へと上り詰めたことから、「出世地蔵」と呼ばれるようになった。

住所:東京都中央区銀座4-6-16

金春湯

1863年に金春通り沿いのこの地で開業。銀座では、1丁目の「銀座湯」とこちらの2軒しかない、希少な老舗の銭湯。昔ながらの番台で、入浴料(大人450円、小学生180円、未就学児80円)を渡し、浴場へ。ぬるめと熱めの大小ふたつの浴槽があり、壁面には12匹の錦鯉を描いた、九谷焼のタイル絵が飾られている。

住所:東京都中央区銀座8-7-5
電話:03-3571-5469

銀座熊本館

有楽町・銀座周辺には、地方の観光や特産品を紹介するアンテナショップが多数ある。北は北海道から南は沖縄まで、物販中心の店から本格的レストランまでと実にさまざまだ。ソニービルの並びにある「銀座熊本館」もそのひとつ。1階は熊本県直送の農産物などを購入できる物産館。米と球磨川の伏流水のみを原料とした「球磨焼酎」全28蔵元の銘柄を詰め合わせた限定販売のミニチュアボトルセットもここで手に入る。2階のサロンでは、昼は人気の郷土料理等のランチが、午後は熊本銘菓で喫茶が楽しめる。夜はバータイムで、肴は馬刺しやからしれんこんなど。酒は1杯400円からの品揃え豊富な球磨焼酎で味比べもいいだろう。

住所:中央区銀座5-3-16
電話:03-3572-1147

茶・銀座

銀座には多彩なカフェが軒を連ねているが、こちらは日本茶専門店。1階の販売コーナーでは、お茶を試飲しながら茶葉が選べるほか、2階の照明がモダンな喫茶室では煎茶、3階の自然光が差し込む茶室では抹茶が楽しめる。お茶席では、いずれもお茶菓子が付いて500円と、リーズナブルな価格で日本茶文化に触れられる。

住所:中央区銀座5-5-6
電話:03-3571-1211

Tags:

Category: 地域情報, 東京都